生命保険〜トラブルの原因〜

近年では生命保険会社の破綻などからトラブルに関する相談の件数は増える傾向にあるようです。
また生命保険は仕組みや制度自体が複雑で、種類や内容も多様化しているのがトラブルの原因ともなっています。
こうした消費者の認識不足に加え、営業による熾烈な顧客競争により無理な勧誘によるトラブルも絶えません。

「契約内容の変更」によるトラブルの多くは説明不足によるものです。
例えば契約時に健康状態について告げた所、営業員に「それは書かないほうがいい」と言われたためアドバイス通りにすると、入院給付金の請求の際に『告知義務違反』と言われ、給付金の支払いどころか契約も解除と言われたケースもあるようです。

他にも勝手に加入させられた、契約者貸付でお金を使い込まれたなど営業職員によるトラブルは尽きません。
契約者自身も生命保険についてほとんど知識がないこともトラブルの原因となっており、勧誘にあたっては十分な説明が必要となります。
こうしたトラブルを避けるためにも契約者は商品内容をよく把握し、営業員はきちんと納得のいく説明の上で商品を勧めていく姿勢がトラブル回避につながります。

生命保険〜急増する高齢者のトラブル〜

全国の消費生活センターに寄せられる生命保険に関する相談の傾向として、高齢者のトラブルが最近目立っているようです。
相談事例としては、契約内容に関する不十分な説明や、高齢者に適合しない保険の販売など、営業職員や代理店の販売方法によるトラブルがほとんどです。
中には子や孫を保険者とする生命保険を契約させ、数百万円を支払わせるような悪質なものもあるようです。
また病気や怪我に備えたお金が必要な高齢者に対し、契約期間が長く、中途解約すると元本割れする生命保険を契約させたり、収入や資産に比べて高額な保険料の支払いをさせているトラブルも問題となっています。

このようなトラブルを避けるためにも、1人で契約せずに家族や周りの人に相談する姿勢が大事と言えるでしょう。
そして、年齢や健康状態から無理をしてまで高額な保険料を支払う必要があるかよく考えるべきです。

万が一トラブルにあった場合には、なるべく早めに最寄りの消費生活センターに相談をしましょう。


ページトップへ

フッターメニュー

Copyright © http://life-insurance.xrea.jp/ All Rights Reserved.